肌の露出を極端に避ける女の子が
どこまでも晴れ渡った青い空の下に立っていた
コンクリートの熱と鮮やかな強い光に顔をしかめた
「夏なんてこなければいいのに」
シュシュの下に隠れた縞々の古傷を眺めながら
彼女は言った そしてまた、なにかを憎んだ
20120528


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